スペクトラ(シミ取り・肝斑トーニング) | 西宮市の美容皮膚科櫻根皮フ科

櫻根皮フ科

最寄り駅 阪急甲陽線「苦楽園口」徒歩約11分

〒662-0084 西宮市樋之池町10-15 2F-203号

LINE友だち追加

スペクトラ

スペクトラ
(シミ取り・肝斑トーニング)とは?

スペクトラは、シミ取りや肝斑をはじめとする色素性疾患に対して高い効果を発揮する、
QスイッチNd:YAGレーザーを搭載した医療用レーザー機器です。

アメリカFDAの認可を受けており、波長1064nmと532nmの2種類の波長を
使い分けることができ、主にシミ、そばかす、肝斑などの色素沈着の治療に使用され、
肌質改善にも効果が期待できる多機能レーザーです。

特に「肝斑」治療に対しては、スペクトラ特有の低出力照射による
“レーザートーニング”技術が注目されています。
従来のレーザーでは悪化リスクが高かった肝斑に対しても、肌へのダメージを最小限に抑えつつ、
徐々にメラニンを分解していく治療が可能になりました。

当院では、患者様の肌状態を丁寧に診断し、肝斑・シミ取りに最適な照射方法を選択しています。
さらに、内服やスキンケアの併用によって、トータルで効果の高い美肌治療をご提供しています。

肝斑の特徴とは?

肝斑は、主に30代後半〜50代の女性に多く見られるシミの一種で、
頬骨のあたり、額、口元などに左右対称に現れるのが特徴です。
境界がはっきりしないことが多く、日光性色素斑(老人性色素斑)などとは
区別がつきにくいこともあります。

特に肝斑の厄介な点は、「刺激によって悪化しやすい」という性質にあります。
メイク落としやマッサージ、摩擦などの物理的刺激だけでなく、レーザーの強すぎる出力も
悪化要因になり得るため、皮膚科専門医による適切な診断と慎重な治療アプローチが求められます。

肝斑の原因とメカニズム

肝斑は、色素細胞(メラノサイト)の過剰な活性化によってメラニンが過剰産生されることで発生します。
原因としては、以下のような多因子的要素が複雑に絡み合っています。

ホルモンバランスの変化

妊娠やピルの服用、更年期など、女性ホルモンの変化がメラノサイトを刺激します。

紫外線の影響

紫外線はメラノサイトを活性化し、色素沈着を引き起こす最大の要因です。

皮膚への慢性的な刺激

マスク摩擦や過剰なスキンケアが皮膚に炎症を引き起こし、メラニン産生を助長。

遺伝・ストレス

遺伝的素因に加え、ストレスによるホルモンバランスの乱れも悪化因子になります。

これらを踏まえ、当院では「刺激を与えない治療」「ホルモン・炎症のコントロール」「紫外線対策の徹底」を軸に、肝斑治療を多角的に展開しています。

肝斑にはレーザートーニング
が効果的

肝斑トーニングの作用

スペクトラによる肝斑トーニングは、従来のレーザー治療と異なり、極めて低出力のレーザーを均一に照射することで、メラニンを穏やかに分解する治療法です。
皮膚への刺激を最小限に抑えることで、肝斑の再発や悪化リスクを大幅に軽減できます。

このレーザートーニングでは、1064nmの長波長レーザーをナノ秒単位のパルスで照射し、真皮層のメラニンを徐々に分解・排出していきます。
色素沈着のない健康な皮膚には影響を与えず、肝斑部分だけを優しく治療することが可能です。

治療の特徴

  • 施術時間:15~20分程度。ダウンタイムはほぼなし。
  • 副作用:軽度の赤みが出ることがありますが、数時間で消退します。
  • 効果実感:5~10回程度の治療を経て、徐々に肝斑が薄くなっていきます。
  • 維持:治療後も月1回程度のメンテナンスが効果維持に推奨されます。

美容内服による
プレトリートメントの重要性

肝斑やシミ取りの効果を高める上で、内服薬による事前・併用治療は非常に重要です。
美容内服をすることで炎症を抑えることができるため、
治療後の炎症後色素沈着のダウンタイムを短くすることができます。
また、肌表面のくすみを美容内服やトーニングで改善することでシミの境界線を
ハッキリさせることができること、レーザーの深達度がくすみによって妨げられないことで、
シミ治療の効果を上げることができます。

当院では、以下のような美容内服を個々の症状に応じて処方しています。

トラネキサム酸

メラニン産生因子「プラスミン」の活性を抑えることで、肝斑の悪化を防ぎます。

ビタミンC(アスコルビン酸)

抗酸化作用とメラニン生成の抑制、肌の透明感向上に寄与。

ビタミンE(トコフェロール)

血行促進と抗酸化作用があり、ビタミンCと併用で相乗効果を発揮。

L-システイン

メラニン排出を促進し、ターンオーバーを正常化。

シミや肝斑治療では内外からのアプローチを組み合わせることで、治療効果の最大化と再発予防が可能になります。

Qスイッチレーザーによるシミ取り

スペクトラに搭載されているQスイッチレーザーは、短時間で高出力のレーザーエネルギーを照射することにより、メラニンを一瞬で破壊します。
こちらは特に「肝斑以外のシミ」に適応される治療です。

適応となるシミの種類

老人性色素斑(日焼けジミ)

紫外線による加齢性シミ

そばかす(雀卵斑)

遺伝的要素が強く、若年層にも見られます

炎症後色素沈着

ニキビや虫刺され後の色素沈着

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

頬のグレーがかった色素斑

治療の特徴

  • ピンポイント照射により、周囲の正常な皮膚にはダメージを与えない
  • 照射後2〜3日でかさぶたができ、1週間程度で自然に剥離
  • 1回でも高い効果が得られるが、状態により複数回照射が必要

治療後の注意点とセルフケア

シミ取り・肝斑治療の結果を最大限に高めるためには、施術後のセルフケアと生活習慣の見直しが非常に重要です。

注意点

紫外線対策は必須

治療後は特に紫外線に敏感になります。SPF50+、PA++++の日焼け止めをこまめに使用してください。

摩擦を避ける

強い洗顔やクレンジングは避け、肌を「こすらない」ことが基本です。

保湿の徹底

肌バリアを強化するために、保湿剤を使用して肌の乾燥を防ぎます。

一時的な色素沈着への理解

一部の症例では、照射後に炎症後色素沈着(PIH)が起こることがありますが、時間とともに自然に改善するケースがほとんどです。

当院では、シミ取り・肝斑治療に特化したレーザー機器「スペクトラ」を用いて、
肝斑に対する高度なレーザートーニングと、他の色素性病変に対する高精度なシミ取り治療を提供しています。
さらに、皮膚科専門医による的確な診断、美容内服の併用、治療後の指導までを一貫して医療チームでサポートいたします。
「長年の肝斑に悩んでいた」「いろいろなシミ取りを試したが改善しなかった」
そんな方こそ、ぜひ一度当院の診療をご体験ください。

料金表

(価格は税込です。保険適応外となります。)

web当日順番予約システム

当日順番予約専用電話