繰り返すニキビにお悩みではありませんか?
化粧品を変えても、生活習慣を見直しても、なかなか改善しないニキビは、
多くの方にとって深刻な悩みです。
特に20代から30代の方は、思春期ニキビとは違う大人ニキビに悩まされ、
仕事や人間関係にも影響を与えることがあります。
当院では、そんな難治性のニキビに対して、
レーザーフェイシャルという治療法を導入し、
ニキビの根本的な改善と再発予防に取り組んでいます。
「毎日きちんとスキンケアをしているのに、なぜニキビが治らないの?」という疑問を持つ患者様は少なくありません。
実は、ニキビ治療には日本皮膚科学会が定める「尋常性痤瘡治療ガイドライン」という標準的な治療指針があります。
このガイドラインでは、まず保険診療として過酸化ベンゾイル外用剤(ベピオゲルなど)、
アダパレン外用剤(ディフェリンゲルなど)、抗生剤の内服・外用が推奨されています。
その上で、ケミカルピーリングやAZA(アゼライン酸)といった保険診療ではない自費診療分野の治療も推奨されています。
保険診療だけではなかなか治らない、再発を繰り返す難治性のニキビに対して当院では自費診療分野の治療法も提案しています。
「一度治ったニキビがまた同じ場所にできてしまう」という経験はありませんか?
これは、ニキビの根本的な原因である毛包の異常や皮脂腺の過剰分泌が
改善されていないことが原因です。
レーザーフェイシャルは、単にニキビを治すだけでなく、
ニキビができにくい肌質へと改善することで、再発予防に大きな効果を発揮します。
当院で使用するレーザーフェイシャルは、米国シネロン・キャンデラ社製の
ジェントルマックスプロという医療機器を使用しています。
厚生労働省の承認を受けた医療用レーザーで、
もともとは医療脱毛用として開発されましたが、
その優れた肌質改善効果からニキビ治療にも応用されています。
レーザーフェイシャルによるニキビ再発予防のメカニズムは、ニキビの原因となるアクネ菌の殺菌効果だけでなく、
顔の産毛を脱毛することで毛穴の詰まりを防ぎ、同時に皮脂腺を縮小させることで過剰な皮脂分泌を抑制します。
これらの効果は不可逆的であり、一度改善すると元に戻りにくいという大きな特徴があります。
レーザーフェイシャルがニキビに効果的な理由を理解するには、
まずニキビができる仕組みを知ることが重要です。
ニキビは、毛包漏斗部という毛穴の上部で起こる
異常な角化(角質が厚くなること)から始まります。
思春期から青年期にかけて分泌が増加する
男性ホルモン(アンドロゲン)の影響で皮脂の分泌が過剰になり、
この皮脂が毛穴に詰まることでニキビの初期段階である「面ぽう」が形成されます。
さらに、皮脂を栄養源とするアクネ菌が増殖し、
炎症を引き起こすことで赤ニキビや黄色ニキビへと進行します。
レーザーフェイシャルは、波長755nmのアレキサンドライトレーザーを使用し、
この光がメラニン色素に吸収されて熱を発生させます。
この熱が以下の4つの作用を通じてニキビを改善します。
これらの複合的な作用により、
レーザーフェイシャルは既存のニキビを改善するだけでなく、
新しいニキビができにくい肌環境を作り出します。
特に重要なのは、レーザーフェイシャルを継続することで顔の産毛が脱毛され、
毛穴が清潔に保たれやすくなることです。これにより、
日常のスキンケアだけでニキビの再発を予防できる肌質へと改善されます。
レーザーフェイシャルとケミカルピーリングはニキビ治療において重要な選択肢ですが、その作用機序と効果の持続性に大きな違いがあります。
ケミカルピーリングは、サリチル酸やグリコール酸などの薬液を使用して、化学的に角質を剥離する治療法です。
即効性があり、治療直後から肌のざらつきが改善し、ニキビの改善を実感できます。
しかし、その効果は一時的で、皮膚のターンオーバーとともに角質の厚みが回復すると、再びニキビができやすい状態に戻ってしまいます。
そのため、効果を維持するには定期的な治療を継続する必要があります。
一方、レーザーフェイシャルは、角質剥離効果に加えて、産毛の脱毛効果と皮脂腺の縮小効果があります。
これらの効果は蓄積されていき、治療を重ねるごとに肌質そのものが改善していきます。
特に重要なのは、レーザーフェイシャルによる脱毛効果と皮脂腺の縮小は不可逆的であり、一度改善すると元の状態に戻りにくいという特徴です。
これにより、治療終了後もニキビができにくい肌を長期間維持することができます。
レーザーフェイシャルの照射時は、輪ゴムで軽く弾かれるような感覚があります。
当院で使用している機器には冷却装置が搭載されているため、痛みは最小限に抑えられます。
痛みに敏感な方には、照射出力を調整したり表面麻酔を使用する事(別途費用あり)も可能です。
ニキビの状態により個人差はありますが、一般的に4~6回の治療で効果を実感される方が多いです。
1カ月に1回を3回で50%、5回で80%再発予防効果があるというデータがあります。
レーザーフェイシャルは低出力での照射のため、ダウンタイムはほとんどありません。
治療直後から通常の生活が可能で、メイクも当日から可能です。ただし、治療後は日焼け止めをしっかりと使用していただく必要があります。
又、レーザー照射後は毛穴のつまりが取れた結果、2〜3日後に一時的にニキビが増えることがありますが、
外用抗菌剤を使用して頂くことで治ります。
レーザーフェイシャルは軽度のニキビ跡や色素沈着には効果がありますが、深い凹みを伴うニキビ跡には、
フラクショナルレーザーやCO2レーザーなど、より専門的な治療が必要です。
当院では、患者様の状態に応じて最適な治療法をご提案いたします。
繰り返すニキビにお悩みの方、標準治療で改善しないニキビでお困りの方は、
ぜひ一度西宮市の美容皮膚科櫻根皮フ科のニキビ再発予防レーザーをご検討ください。
皮膚科専門医による詳細な診察のもと、あなたの肌質に合わせた最適な治療プランをご提案いたします。