鏡を見るたびに気になる頬や鼻の赤み。飲酒・入浴・緊張ですぐにほてる。ファンデーションを重ねても隠しきれない。
こうした赤ら顔のお悩みは、見た目の印象だけでなく毎日の気持ちにも影響します。
赤ら顔は「体質だから仕方ない」と思われがちですが、実際には毛細血管の拡張、ニキビ跡、皮脂、敏感肌、酒さなどの疾患まで原因は様々です。
西宮市の皮膚科『櫻根皮フ科』では赤ら顔治療に力を入れ、原因を正しく見極めたうえで一人ひとりに合った治療をご提案します。
赤ら顔とは、頬・鼻・あご・額など顔の一部または全体に、赤みやほてりが慢性的に現れる状態の総称です。
皮膚の表面近くを走る毛細血管の血流や、血液に含まれるヘモグロビンの色が透けて見えることで、肌が赤く見えます。
緊張したときや飲酒後など、一時的に顔が赤くなること自体は誰にでも起こる自然な反応です。
しかし、赤ら顔として治療の対象になるのは、赤みが長く続く・繰り返す・範囲が広がっていくような場合です。
重要なのは、赤ら顔はひとつの原因で起こるわけではないという点です。
単純な体質的な赤みもあれば、毛細血管拡張症やニキビの炎症、脂漏性皮膚炎、そして酒さといった治療が必要な皮膚疾患が背景にあることもあります。
原因によって適した治療がまったく異なるため、自己判断でスキンケアを続けるよりも、
赤ら顔の原因を医学的に見極めることが改善への第一歩になります。
皮膚の浅い層を走る毛細血管が広がったまま元に戻らなくなり、赤みとして透けて見える状態です。
紫外線ダメージ、寒暖差の繰り返し、加齢、体質などが背景にあり、細い血管が線状に浮き出る「毛細血管拡張症」に進むこともあります。
頬や小鼻を中心とした持続的な赤み、赤紫色の細い血管が網目状・線状に見える、ほてりやすいといった症状が現れます。
この毛細血管拡張タイプの赤ら顔は、赤ら顔の中でも特に多くみられます。
炎症を起こしたニキビが治まる過程で、真皮の毛細血管が拡張・充血し、赤みとして残る「炎症後紅斑(PIE)」が主な原因です。
炎症が強いほど、また繰り返すほど、赤ら顔として長引きやすくなります。
ニキビが治った跡に平坦な赤みが残る、頬やあごに赤みを伴うブツブツが混在する、といった状態です。
触っても凹凸が少なく、赤みが主体である点が特徴です。
炎症を繰り返すと、赤みが茶色い色素沈着に変化したり、皮膚が陥没する「クレーター(瘢痕)」へ進行したりするリスクがあります。
こうなると赤ら顔の治療難易度は格段に上がります。
皮脂の過剰分泌や、皮脂を好むマラセチア菌の増殖によって皮膚に炎症が起きる「脂漏性皮膚炎」が代表的な原因です。
皮脂の多い部位で炎症が起こり、赤ら顔として現れます。
小鼻の脇・眉間・額・頬などのテカリやすい部位に赤みが出やすく、かゆみや、フケのような細かい皮むけを伴うこともあります。
季節の変わり目や体調で悪化しやすいのも特徴です。
適切なケアをしないと炎症と赤みがぶり返す慢性的な経過をたどり、掻くことでさらに悪化する悪循環に陥りやすくなります。
赤ら顔が長期化する一因になります。
肌のバリア機能を担う角層が薄くなり、外部刺激に過敏になった状態です。
過度な洗顔・ピーリングのしすぎ、ステロイド外用薬の長期・不適切な使用などにより皮膚が菲薄化し、赤ら顔を招きます。
顔全体のうっすらとした慢性的な赤み、ほてり、ヒリつき、乾燥、化粧品によるしみる感覚などが現れます。
刺激に対して赤みが出やすく、なかなか引かないのが敏感肌タイプの赤ら顔の特徴です。
バリアが壊れたまま刺激を受け続けると、赤みが悪化する悪循環に入り、酒さ様皮膚炎など別の状態へ発展することもあります。
誤ったセルフケアがかえって赤ら顔を長引かせます。
「酒さ(しゅさ)」は、赤ら顔の背景にある代表的な慢性炎症性の皮膚疾患です。
神経や血管の調節異常、自然免疫の過剰反応、ニキビダニなどの関与が指摘され、紫外線・寒暖差・アルコール・香辛料・ストレスなどで悪化します。
頬・鼻・額・あごの持続的な赤みとほてりを中心に、毛細血管拡張、赤いブツブツ(丘疹)や膿疱を伴うタイプ、
鼻が腫れて硬くなる鼻瘤(びりゅう)へ進むタイプ、目の充血を伴う眼型など、大きく4つのタイプに分けられます。
酒さは進行性の疾患で、放置すると赤みが強く定着し、鼻瘤(団子鼻)や慢性的な眼症状に至ることがあります。
見た目の変化から精神的な負担も大きく、生活の質(QOL)の低下につながります。
西宮市の皮膚科『櫻根皮フ科』の赤ら顔治療は、まず皮膚科専門医の医師が原因を診断し、
保険診療と自由診療を適切に使い分けることを大切にしています。
酒さや脂漏性皮膚炎、ニキビなど「疾患」と診断される赤みには保険診療が、
毛細血管拡張そのものや美容的な仕上がりを求める赤みには自由診療が適しています。
それぞれのメリット・デメリットを正しく理解することが、納得のいく赤ら顔治療につながります。
ノーリス(Nordlys)は、赤ら顔の原因であるヘモグロビンに光エネルギーを反応させ、
拡張した毛細血管を熱で凝固させることで赤みを目立たなくします。
ノーリスは色素性疾患・血管病変に対して国内で初めて薬事承認を取得したIPL機器で、
赤ら顔治療における効果と安全性が期待できます。
一般的なIPLは、やけど防止のため照射時に肌を冷却する必要があり、
その冷却によって血管が収縮し、赤みへの効果が弱まるという課題がありました。
ノーリスはウォーターフィルターを搭載し、やけどの原因となる950nm以上の波長を
カットすることで冷却を不要にし、血管を開いたまま照射できます。
この仕組みにより、従来は治療が難しかった赤ら顔や毛細血管拡張に対して
高い効果を発揮するのが最大の特長です。
【適応】
毛細血管拡張・酒さの赤み・ニキビ跡の赤み。シミ・そばかす・くすみも同時に改善
【治療回数】
4週間に1回のペースで5回程度が目安。鼻周りの赤みは10数回必要な場合も。
【ダウンタイム】
赤みや腫れが少なく、当日からメイク可能なことが多い。
【注意点】
ごくまれにやけど・色素沈着。強い日焼け中・妊娠中などは施術不可。
治療後は保湿と紫外線対策を。
エレクトロポレーションは、微弱な電気パルスによって皮膚の細胞膜に一時的な隙間をつくり、
通常は肌の奥まで届きにくい美容有効成分を真皮層まで浸透させる施術です。
その浸透力はイオン導入の約20倍ともいわれ、針を使わずに有効成分を届けられるのが特長です。
赤ら顔ケアでは、抗炎症・抗酸化作用を持つビタミンC誘導体や、
赤みを抑えるトラネキサム酸などを導入します。
ビタミンC誘導体には皮脂分泌を抑え、コラーゲン生成を助ける働きもあるため、
赤ら顔だけでなくニキビ跡の赤みや毛穴の目立ちにも幅広くアプローチできます。
冷却効果もあることから、ノーリスなど光治療の後の肌を鎮静させる目的で組み合わせるのにも適しています。
刺激が少なく、敏感肌タイプの赤ら顔の方にも取り入れやすい治療です。
【適応】
赤ら顔・ニキビ跡の赤み・敏感肌のケア・毛穴・くすみ・乾燥。
【治療回数】
肌状態により、定期的な継続でより効果を実感しやすい。
【ダウンタイム】
ほとんどなく、施術直後から通常の生活に戻れる。
【注意点】
まれに乾燥・赤み・かゆみが出ることがある。導入成分は肌状態に合わせて医師が選定。
アゼライン酸は、小麦やライ麦などの穀物に含まれる天然由来の成分(飽和ジカルボン酸)で、
抗炎症・抗菌・皮脂分泌抑制・抗酸化といった多角的な作用を持ちます。
米国では15%ゲルが軽度〜中等度の酒さの治療薬としてFDAに承認されており、赤ら顔や酒さのケア成分として世界的に注目されています。
院内で行うノーリスやエレクトロポレーションが「集中的に赤みを鎮める治療」だとすれば、
アゼライン酸コスメは「毎日の赤ら顔ケアを支えるホームケア」です。
継続して使うことで赤みの再燃を抑え、治療効果を保ちやすくなります。
催奇形性がなく妊娠中でも使用できるとされる安全性の高さも魅力で、
ナイアシンアミドなどと組み合わせるとバリア機能の回復と赤み対策を同時に狙えます。
【適応】
酒さ・ニキビに伴う赤み、赤ら顔のホームケア、皮脂・毛穴が気になる肌。
【使い方】
院内治療と併用し、毎日のスキンケアに継続して取り入れる。
【ダウンタイム】
なし。日常のスキンケアとして使用可能。
【注意点】
使い始めに軽いヒリつき・乾燥が出ることがある。マイルドなため継続使用が効果のポイント。
赤ら顔の原因が酒さ・脂漏性皮膚炎・ニキビなどの「疾患」と診断された場合は、外用薬・内服薬による保険診療が可能です。
一方、毛細血管拡張そのものを目立たなくしたい、美容的にきれいに仕上げたいという場合は、ノーリスなどの自由診療が適しています。
まずは診察で赤ら顔の原因を確認し、保険・自費のどちらが向いているかをご提案します。
原因や赤みの程度によりますが、ノーリス(IPL光治療)は4週間に1回のペースで5回程度が目安です。
毛細血管がしっかり拡張している鼻周りの赤ら顔では、10数回の照射が必要になることもあります。
1回でも変化を感じる方もいますが、赤ら顔の改善は回数を重ねるほど安定しやすいため、計画的な治療をおすすめしています。
敏感肌による赤ら顔の場合、まずは肌のバリア機能を回復させることを優先します。
いきなり強い施術を行うのではなく、保湿・鎮静ケアやエレクトロポレーション、アゼライン酸コスメなど刺激の少ない方法から始め、
肌が落ち着いてから段階的に治療を進めます。肌状態を見ながら無理のない計画を立てますので、ご安心ください。
赤ら顔は、紫外線・寒暖差・飲酒・ストレスなどの悪化因子によって再燃することがあります。
治療で赤みを改善した後も、日々のスキンケアや紫外線対策、アゼライン酸コスメなどのホームケアを続けることで、
良い状態を保ちやすくなります。当院では治療だけでなく、再発を防ぐための生活習慣・スキンケアのアドバイスも行っています。
赤ら顔は「体質だから」と我慢する必要はありません。
原因を正しく見極めれば、多くの赤ら顔は改善が期待できます。
西宮市の皮膚科『櫻根皮フ科』では赤ら顔治療に力を入れており、
皮膚科専門医によるカウンセリングで一人ひとりの肌に合わせた最適な治療プランをご提案します。
頬や鼻の赤み、ほてり、ニキビ跡の赤みなど、赤ら顔のお悩みはまずお気軽にご相談ください。